To become happy

別居して2年、横浜に引っ越して1年。母と、ふたりの息子たち。一歩一歩前進あるのみです。

『白砂』 鏑木連

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この作者の作品は初めて読みましたが、クセのない表現でとても読みやすかったですね。
「泣けるほど切ない…云々」と帯にあったのが気になって購入しましたが、おそらく小夜の想い、小百合の想いについて切ないと表現したのでしょう。
しかし、私は好恵の心情にものすごく共感しました。全く同じタイプの人間だからです。

自分を犠牲にして
大事な人に尽くすことに
幸せを、生き甲斐を感じてしまう

なんとか症候群ではないけれど
完全に同じ性質です。