2017-05-16 『白砂』 鏑木連 趣味の時間 この作者の作品は初めて読みましたが、クセのない表現でとても読みやすかったですね。「泣けるほど切ない…云々」と帯にあったのが気になって購入しましたが、おそらく小夜の想い、小百合の想いについて切ないと表現したのでしょう。しかし、私は好恵の心情にものすごく共感しました。全く同じタイプの人間だからです。 自分を犠牲にして大事な人に尽くすことに幸せを、生き甲斐を感じてしまう なんとか症候群ではないけれど完全に同じ性質です。